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― 都会になく、いわきにあるものって何でしょう?
- 伊藤さん:
- 「自然です。あと、晴れの日が多いですよね。本当に、雪も降らないですし。」
- 佐藤さん:
- 「そうですね、やっぱり緑です。以前は東京に住んでいましてコンクリートのジャングルでした。何をするにも便利でしたけど、やっぱり緑はなかったんですよ。いわきは土の香りがします。」
- 山田さん:
- 「いわきは山と海が一度に楽しめるところが良いです。温泉もあるし。親戚がいわきに遊びに来たとしても、2、3日のうちに全部まわれちゃいますからね。」
- 郷家さん:
- 「新鮮な海の幸もありますよね。やっぱり断然、(都会のものとは)美味しさが違う。それに近所の方がおすそ分けしてくれるから、ほとんど買ったことがないんですよ。」
― やはり、いわきは海、山両方の自然があり、その恵みとして食べ物も美味しいですよね。他には?
- 郷家さん:
- 「人情っていうんでしょうか。近所の方々には、本当に支えられている、という感じがします。」
- 佐藤さん:
- 「お互いの気持ち次第ですよね。地域のことが最初は分からなくても、自分から積極的に声を掛けていけば、皆さんもすんなり受け入れて下さると思います。」
― いわきにないものって何でしょう?不便に感じていることはありますか?
- 佐藤さん:
- 「バスがありませんね。土地を購入する時、ここにはバスが通りますから、と不動産屋さんに言われたのですが、一日に3本くらいしか通らないバス停で。それも今では無くなりました。」
- 郷家さん:
- 「交通機関が及ばない部分では、病院への送迎車は有難いですね。また、田舎暮らしには車が無いと不便と言われていますが、車は主人の分だけで良いと思って、私は自転車で楽しんでいます。車だと見過ごしてしまう景色なんかも、晴れの日にちょこちょこ右、左と観ながら楽しんでいます。」
- 佐藤さん:
- 「あと、本屋がないですよね。こちらに来た時、近くの本屋が潰れてしまって。」
― そうですね。本屋さんが近くにないのが残念なのは分かります。
- 伊藤さん:
- 「複合的なことが体験出来るものが、少ないと思うんですよ。例えばどこか博物館へ行ったとしても、何度も通うという性格のものではないですから、一度行ったら行ったきり、になってしまいますよね。よく通えるような施設があればと思います。」
― いわきにも色々体験出来る場所はあるんですよ。しかし、こちらにこられた皆さんは、少ないと感じられるんですね。
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- 山田さん:
- 「年間を通して企画されているイベント等があるのでしたら、もっとPRして欲しいですね。いわき市はちょっと足りない気がするんです。例えば、いわき市文化センターのプラネタリウム。あの外観から、あの建物は何だろう、と思って、ずっと不思議だったんです。でもプラネタリウムだと分かって、私はとっても嬉しかったんです。ただ、こちらに来たばかりの時は分からず、宣伝も少ないので、知る機会になかなか巡り合えなくて、残念でした。でも、そういうものがあることを知れば、みんな喜ぶと思うんです。」
― なるほど。いわきでずっと暮らしている我々にとっては、文化施設等は子供の時からあるものなので敢えて説明や、宣伝が必要なもの、という意識は薄いのかも知れません。ちょくちょく通えるような活動場所が、広く知れ渡れば良いですね。
- 郷家さん:
- 「あとは、せっかくのきれいな海に、大きなゴミまで捨てられていて、とっても残念。」
― いわきに「あるもの」として、皆さんから「自然」が挙げられていますが、その自然を守る意識を、いわき市民全体で、もっと高めていかなくてはなりませんよね。
いわきでは環境をテーマとしたイベントが催されていますが、そこでは、貝殻やガラス瓶の破片など、海に漂流していた物を使ってアートを表現した展示物を観ることが出来るんです。
≫ シーボーンアート展 ( 小名浜国際環境芸術祭 )
海岸に漂着した物の観察をすると、貝殻、海藻、流木等から、空き瓶、プラスチックの破片等、人間の活動により生じた人工の物まで見られるそうです。海から生まれた(シーボーン)物、即ち海に漂流している物を観察することで、海の現状、人の活動が及ぼす影響を認識することが出来ますよね。
いわきの自然を、いつまでも、いわきに「あるもの」と言えるようにしていかなくてはなりませんね。
皆さんのお話から、改めて、いわきに「あるもの」の大切さ、「ないもの」の改善点が明確になりました。
NCWCの皆さん、貴重なご意見ありがとうございました。
(2007.3)
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