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いわきで活躍するIターン移住者の方々

Iターン人物FILE1 Iターン人物FILE2

肩肘はらず、やりたいことを楽しくやっていく。いわきは自分が自然体でいられる場所。

ログハウス建設の長い道のりの中、出会った人達。人との繋がりがやる気をおこさせた。

建築で15年。現在は、ログハウスを申し出る人がいれば、ギャラリーにしようか等、有効に活用したいと考えています。大阪府出身の島村さんは、本人曰く「関西は自分をさらけ出す」気質で、 人との触れ合いをとても楽しんでいる方です。

そんな島村さんがいわきに初めて訪れたのは、勤めていた会社の転勤が理由。 当時28歳でした。それまではずっと、生まれ育った大阪府で過ごされ、 福島県のいわき市がどこにあるのかも分かりませんでした。 けれど来てみて、子供の頃の田んぼのあぜ道等思い起こされ、 いわきの自然に懐かしさを覚えたそうです。

ただ、関西の言葉を話す島村さんに、住み始めた当初は、地元の人々が距離を持って接しているような感じがしたそうです。「地元に受け入れられた、と思えるまで半年程かかりましたね。 でも、そこをクリアしてからどんどんと人の輪が広がっていったんです。 (セカンドライフをいわきの土地に決めた理由は、)一番は人ですね。」

アウトドアなことが元々好きだった島村さん。 「寝て見るような夢」として、丸太小屋を建てたいという思いが昔からありました。 転勤先のいわきへ向かう飛行機の中で、H・D・ソロー著の「森の生活」を読み、 アウトドアからもう一歩踏み込んだ緑の中での生活、こんな生き方もあるんだなと感慨深い思いを抱きました。 いわきの生活の中で築いた人の輪。また、ちょうどその本と巡りあったこともあり、 28歳の当時、いわき市の小川町にログハウスを建築することを決めたのです。 島村さんはいわきの後にも、宮崎県や鳥取県へと、転勤により全国を移動しましたが 休みを縫ってはいわきへ赴き、ログハウス作りに着手。 会社を辞めるまでの15年の間に、自力でログハウスを建築したのです。

28歳にして、いわきをセカンドライフの地と決めたこと。 そして15年かけて夢に見たログハウスを、何と自力で建設したこと。 さぞ強固な意志による決断場面や、建設にかかる困難があったことだろうと思いを馳せてしまいますが 当のご本人は、「(やりたいことに)力を入れる必要はありませんよ。」 「例えばスキーが大好きで、毎週遠くのほうから雪山へと赴く人は、大変だと感じているでしょうか。 周りの人達が、あの人大変だなぁ、と思っていても、本人にしてみれば大変じゃないんです。」

山形や、栃木にあるログハウス作りのスクールに通い、そこでもまた、人の輪が広がりました。 建築に遠くから手伝いに来てくれる仲間もいました。 夢のログハウスを手に入れる方法として「一番安い手段だから」と、 コツコツと年月をかけて自ら作り上げる道を選んだ島村さん。 「遠回りな道」となったわけですが、その過程で色々な人達との出会いがあり、 それがまさにやる気を引き起こす要因となり、挫折することなく完成に至ったのです。

いわきでは、そのままの自分でいられる。自分の目的に合った、絶好の場所。

島村さんが毎年楽しみにされているイベントのひとつ。「今年はカレー屋さんで出店します。」会社に勤めていた頃は、通勤に1時間半かかる生活。 20年間勤めましたが、「我慢をしてお給料をもらっている」という感覚でした。 いわきの良いところは「そのまんまの自分でいられる」ところ。 スーツを着て、肩肘はっていなくても良い、 周りに必要以上に気を使わなくても良い、自然体の感覚でいられるところだそうです。

また、知り合えた仲間達と一緒に、何かを考えてやっていくことも 大いなる楽しみの一つです。 現在島村さんは、毎年ある東京ビッグサイトのイベントにて、色々なアイデアを形にし、出品されています。 都会の人達がベランダで太陽光を利用して発電出来る、ちょっとしたセットを友人と作って出品したり 輸入してきた商品を販売したり、またイベントに来る人達の何でもありのプロモーションを楽しんだりしています。 東京ビッグサイトのイベント会場にて、インディアンのテントを前に。「(イベントには)変な人が多いんです。でも別の面から見ると変じゃない。自分に素直なだけなんです。」 そう話す島村さんは、そのままの自分を表現する人達との触れ合いを、心から楽しんでいる様子。

いわきで、島村さんは自分がやりたい事に取り組める喜びを感じています。 「(田舎暮らしと言うけれど、)その場所がその人の目的に合うか合わないか。 自分の目的に合えば、やりたいことを実現出来る場所になるんです。」

これから、環境問題の影響がおとずれる社会の中で順応できるような生活スタイルを、伝えていきたい。

島村さん宅からの眺め。この景色が気に入って、ログハウス建築の場所に決めました。島村さんは、いわき市の街中である平(タイラ)で、オール電化相談室の会社を経営されています。 やはり、環境への取り組みは本腰を入れてやっていきたいことの一つ。 ボランティアで地域や学校、職場にて講演活動を行っています。 現状をまず知ってもらい、身近なことから出来る環境問題への取り組みを広めていきたいという思いです。

今後、会社としてではなく、環境NPOを設立することによって、より柔軟に環境問題に取り組む姿勢です。 「今環境に配慮した生活スタイルにしても、その効果があらわれるのが20年後と言います。 これまでの20年間の生活スタイルが環境に与えてきた影響も、間違いなく表れるのです。 それは避けられない。そんなこれからの環境の中でどうやって順応していくか、 また、長くもたせることをしていけるか。それを伝えていきたいんです。」

自然体のままで、いつまでも自分の目的・やりたい事の実現に向けて ここいわきで、今後も島村さんの人脈ネットワークがどんどん広がります。 (2007.4)

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